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中央工学校非常勤講師3日目

5/13、非常勤講師3日目

本日のお題は「ライフスタイル」

要は前回説明したNeeds, Wants, Demandsは、ライフスタイルから発生するものであるというお話。

マーケティングという科学においてライフスタイルを考えるということはどういうことか?
アカデミックな難しい話は抜きにして、まず自分のクラスのクラスメイト全員を1つのターゲット集団としてそのライフスタイルを考えるトレーニングを実施しました。

まずは、朝起きてから、夜寝るまでに自分が、

①行わなければならないこと
②行いたいこと


を、朝、昼、夜に分けて、各々ノートに3件づつ書き出してもらいました。
時間の関係上2~3人を指名して発表してもらい黒板に列挙したところ、目的どおり、ある人にとっての「行わなければならないこと」は別の人にとっては「行いたいこと」すなわち、ある人にとってのNeedsは別の人にとってはWantsだることがあるということを、クラスというセグメントに対してアンケートを行い実証した訳です。

重要なポイントは、商品を考えるときにはその商品をNeedsとしてとらえている人とWantsとしてとらえている人が存在し、その割合、母数を考慮してプロモーションを行うことです。

次にライフスタイルのスパンを伸ばして1週間、1か月で考えてもらいそれぞれ発表してもらいました。
この目的は、生活時間帯のスパンが変わると、見えてくるNeeds、Wantsがあるということを実証するためでした。たとえば水道料金や電気料金は月極めで支払うことが一般的です。ある一日だけを考えると、その支払日で無い限りはこのアイテムは浮かび上がってきません。このようにライフスパンが変わることにより見えてくるものがることを、体験してもらいました。

これらは非常に当たり前で初歩的なことなのですが、当たり前で簡単すぎる故、つい見落としてしまったりすることなのです。

最後にライフスタイルを決定する要因について、
①各々5アイテムをノートに書きだしてもらい、
②そのあと4人のグループで自分の書き出した結果を見せ合い
③グループとしての5アイテムを絞込み黒板に書く

というトレーニングを行いました。

写真

その結果、各グループの書き出してくれたアイテムを見比べると、60%くらいは他グループと同じアイテムを抽出していました。これの意味するところは「ライフスタイルの決定要素はかなりの割合で共通している」ということです。言い換えると、一個人が想定しても60%の確率で他人のライフスタイルを想定できるということです。また、さらに言い換えると、40%は想定できないという言い方もできるかと思います。

きっとこの60%にマスマーケット(多くはNeedsによる商品)が存在し40%にニッチマーケット(特定のwantsによりドライブされるマーケット)が存在するということです。まあ、これはこのクラスの数字ですから、実際に社会に出て、自分でデータを収集すればもって違う結果がでる可能性があることは言うまでもないことであることも説明しました。

マーケティングがこの講義のテーマなのです。しかしながら、私としては単に学問を教えるだけの授業であれば、学問としてマーケティングを極められた方にお任せ致したく、私が教鞭をとる限りは実際年26年の平社員から代表取締役までを務めた経験値から伝授できるノウハウ、社会人としてのコンピテンシーをできる限り伝えたいと考えていますので、今回は各グループの代表者に書いてもらった黒板の内容に焦点をあて、下記のようなお話をしました。

書かれた書式に関しての質問です。

5つの要因を書き出すにあたり、①とか②とか番号を振ってあるもの、1.、2.と振ってあるもの、ただ1、2と書いてその後すぐアイテムを欠いているもの、まったく番号を使っておらずただ、要因だけを列挙したものがありました。

生徒に問いかけました。

どの書き方が一番見やすくわかりやすいですか?

全員番号がついているものと答えます。

では、数字を丸で囲んだり、数字の後に”、”があるものと数字だけのものとどちらが見やすいですか?

全員丸で囲んだり、”、”がついている方だと答えます。

では、何故全員そのようにしなかったのでしょう?

それは、自分の顧客であるクラスメイトのことを十分考えていなかったからだと説明しました。

実社会におけるとある会社での例を説明しました。

その会社の役員会である取締役がパワーポイントの資料を配布しました。しかし、その資料にページ番号が記載されていませんでした。それだけの理由で社長はその取締役に退席を命じました。それは資料の説明に関してページ数が載っていないので、説明を受ける方々に無駄な時間が発生するからです。企業においてはTime is Moneyであり、時間を失うということが競争社会においていかなる大きな損失を発生させるのかということを実感して仕事をしなければならないということを説明しました。

ただ単に、それは「マナーだから」とか「ルールだから」とかいうように説明させるより、このような実例の方が心に響くのではないかと思います。実際に生徒の表情が一瞬でまじめになりました。

きっと次回からは、黒板を見る人のことを考え、丁寧に、見やすく、解りやすく黒板に文字を書いてくれることでしょう。これはマーケティングの基本の一つなのです。相手のことを考えてコミュニケーションしないと、相手は正しい理解をしてくれないですからね。






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プロフィール
私は、DIRECTVジャパン(米国系大手衛星放送プラットフォーム)、MTVジャパン(ご存知、米国発24時間音楽番組チャンネル)、THOMSONジャパン(元々親会社はフランス国営企業から民間電気機器メーカーへ移行)、TECNICOLORジャパン(ハリウッド映画のタイトルバックでお馴染の米国最古の現像所の日本子会社、現在は放送事業、DVDパッケージ事業も手掛けています。)、GRASSVALLEY(業界トップクラスのの米国放送機器製造メーカーの日本支社)等々の外資系企業で、マネージャー、取締役、代表取締役を務めてまいりました。この度決意し、自分の生きたいように生きる人生を歩む決意をしました。

平野Akey

Author:平野Akey

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