10月待つに行われた中央工学校文化祭(飛鳥祭)において、マーケティングの授業の実習を行いました。
内容としては、自分のクラスの模擬店での
1.お客様に対するアンケート配布および回収
2.レジでの定点観測です。
本日の授業では原価計算、粗利計算、営業利益計算も行いました。
今回のポイントはこのアンケート結果、定点観測結果からまず、
1.事実だけを読み取り
2.その事実から推測される仮定を導くことでした。
私は授業中に繰り返し、
常に定量的であれということを伝えるようにしています。
今回もある商品を買った男性の数が87、女性の数が43と出ました。
これに関しある生徒は「男性のほうが女性よりこの商品が好き」という意見を述べました。
もちろん、このデータからだけではこのようなことは言えませんし、この意見は定性的です。
この場合私として期待するのは、
「男性の購買数は女性の購買数のほぼ2倍で87個だった」というようなものです。
そしてこの得られた情報(事実)から、推測される仮定を導くよう、意見を求めたら、
「この商品は女性より男性の方が人気がある」という意見が出ました。
しかし、この学生は中央工学校の生徒の男女比を考慮していませんでした。もちろんメインのお客様はこの学校の学生です。
中央工学校は本来建築系の学科がメインの専門学校なので圧倒的に
男子生徒数の方が多いのです。
なので、それを考慮すると、もしかしたら、
「この商品は男性より女性の方が人気がある」という仮定の方が正しいかもしれません。
その周りの環境や状況を考慮せず、単純に出てきたデータだけから仮定を導くと誤った仮定を導きだす可能性があることを、全員で理解しました。
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